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エドワーディアンとレース�� 〜1908年のサンプル帳2

前回同様引き続き、1908年のレースサンプル帳から
素敵なレースをご紹介します。

けなげなエンブロイダリーケミカルレース
中心のお花はポット(鉢)から左右対称の1本のお花が咲く伝統的なデザイン。
そのまわりの2列のドット部分がこのレースの魅力です。
ハンドメイドに近いチュールネット。
まずこのチュールの部分以外の部分に刺繍をします。
当時はまだ、薄いシルクを使っていたかもしれません。
もしくはすでに、熱いお湯につけると溶ける
現代のものに近い特殊な布が作られた後かもしれません。

最後には姿を消してしまう布に刺繍をし、
その上にチュールをのせて2列の丸いドットの刺繍をかけます。
ベースの布をほうむり、糸だけが残ります。
さらに余分なチュールを手作業でカットして 
こんな仕上がりになっています。

この中でチュールはほとんど見えません。
誰にも気づかれないくらいの存在。
切り取られ、捨て去られた仲間のチュールもいました。

…当時のレース工場では、綿ぼこりやチュールのはぎれがひらひらと舞う中
マスクもかけず、けなげにお仕事していた人たち。
存在をなくして全体の美しさをひきたてる、姿のない、一番大きなお役目の布。
しっかり手をむすんで形を保つ糸達。
みんなけなげに役目をこなし、どんなドレスを飾ったのでしょう?

次回もお楽しみに。


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